賃貸で住んでいると、外からの騒音や隣人の生活音に悩まされることがありますよね。特に壁が薄い物件だと、音が漏れやすくてプライバシーも守れません。そんなときに役立つのが、壁に防音シートを貼るDIYです。防音シートは、音を反射させて外に漏らさない遮音効果と、音を吸収して室内の響きを抑える吸音効果の両方を持っています。防音シートを壁に貼ることで、外からの騒音を軽減し、自分の音も気にせずに過ごせるようになります。この記事では、賃貸でもできる壁の防音対策DIYの方法や注意点、おすすめの防音シートを紹介します。
壁の防音対策DIYの方法
壁の防音対策DIYは、基本的には防音シートを壁に貼り付けるだけです。しかし、賃貸物件では壁に穴を開けたり、接着剤で直接貼り付けたりすることはできません。そこで、以下のような方法で防音シートを取り付けることがおすすめです。
両面テープやマスキングテープを使う
両面テープやマスキングテープは、壁に傷をつけずに簡単に取り外せるので、賃貸でも安心して使えます。ただし、防音シートは重量があるものも多いので、しっかりと固定できるようにテープを多めに使いましょう。また、テープがはがれて落下する恐れがあるので、人や家具の下には貼らないように注意してください。
突っ張り棒やフックを使う
突っ張り棒やフックは、壁に穴を開けずに取り付けられる便利なアイテムです。突っ張り棒は天井と床の間に挟んで固定し、フックは窓枠やドア枠などに引っ掛けて使います。これらに防音シートを吊るすことで、壁全体を覆うことができます。ただし、突っ張り棒やフックも重量に耐えられるかどうか確認してから使用しましょう。
パネルや額縁に入れて飾る
防音シートは見た目が地味なものが多いですが、パネルや額縁に入れて飾ることでインテリアとしても楽しめます。パネルや額縁は市販のものを使ってもいいですし、自分で作ってもいいです。防音シートをパネルや額縁に入れたら、壁に釘や画鋲で固定します。釘や画鋲は壁に穴を開けるので、賃貸物件では原状回復の際に埋める必要があります。また、防音シートの厚みに合わせてパネルや額縁の深さを選ぶようにしましょう。
壁の防音対策DIYの注意点
壁の防音対策DIYは、手軽にできる反面、いくつか注意点があります。以下の点に気をつけて、安全に快適に防音対策を行いましょう。
防音シートのサイズや重量を確認する
防音シートは、サイズや重量がさまざまなものがあります。自分の防音したい場所や方法に合わせて、適切なサイズや重量のものを選びましょう。サイズが大きすぎるとカットする必要がありますし、重量が重すぎると壁に貼り付けられないかもしれません。また、防音シートは一枚だけではなく、複数枚重ねて使うことで効果が高まります。その場合は、重量が増えることを考慮してください。
防音シートの種類や性能を確認する
防音シートは、遮音効果や吸音効果などの性能が異なるものがあります。自分の防音したい音の種類や目的に合わせて、適切な性能のものを選びましょう。例えば外からの騒音を防ぎたいなら、遮音効果が高いものがおすすめです。室内の響きを抑えたいなら、吸音効果が高いものがおすすめです。また、防音シートは一種類だけではなく、複数種類組み合わせて使うことで効果が高まります。その場合は、性能が相互補完できるようにしてください。
防音シート以外の対策も併用する
防音シートは便利なアイテムですが、それだけでは完全な防音にはなりません。特に振動を伴った低い音は、防音シートでは防ぎにくいです。そこで、防音シート以外の対策も併用することがおすすめです。例えば床には防振マットやカーペットを敷いたり、窓には防音カーテンや二重窓を取り付けたりすることで、さらに防音効果を高めることができます。
おすすめの防音シート4選
ここからは、壁の防音対策DIYにおすすめの防音シート7選を紹介します。それぞれ特徴や価格帯を比較してみました。
01. ハイブリッド吸・遮・断熱・保温・消臭・抗菌・抗ウイルス・抗カビ・抗ダニ・抗アレルギー・抗静電気・難燃加工 防音シート
この防音シートは、名前の通り、様々な機能を備えたハイブリッドタイプです。吸音効果と遮音効果の両方が高く、断熱や保温、消臭や抗菌などの付加価値もあります。また、抗ウイルスや抗カビ、抗ダニなどの衛生面にも配慮されており、安心して使えます。さらに、難燃加工されているので、火災の際にも安全です。
02. 防音シート フェルトタイプ
この防音シートは、フェルト素材でできており、吸音性に優れています。また、色や柄が豊富にあるので、インテリアとしても楽しめます。壁や天井に貼るだけでなく、カーテンやクッションとしても使えます。
03. 防音シート パネルタイプ
この防音シートは、パネル状になっており、壁にピンで固定するタイプです。遮音効果と吸音効果のバランスが良く、しっかりしています。また、表面には防水加工が施されており、汚れにくくお手入れしやすいです。色は白と黒の2色から選べます。
04. 防音シート 突っ張り棒タイプ
この防音シートは、突っ張り棒で壁に固定するタイプです。壁に穴を開ける必要がなく、設置や撤去が簡単です。遮音効果が高く、充実しています。また、断熱性や保温性も高く、冬場は暖かく夏場は涼しく快適に過ごせます。色はグレーとブラウンの2色から選べます。
まとめ
壁の防音対策DIYは、賃貸でもできる手軽な方法です。防音シートは、両面テープやマスキングテープ、突っ張り棒やフック、パネルや額縁などを使って壁に貼り付けることができます。ただし、防音シートのサイズや重量、種類や性能を確認することや、防音シート以外の対策も併用することが大切です。また、防音シートは見た目が地味なものが多いですが、色や柄を選んだり、インテリアとして飾ったりすることで楽しみ方も広がります。ぜひ参考にしてみてください。