誰でも一度は、ホテルのような洗練された空間で暮らしたいと憧れますよね。
ホテルライクなインテリアは、非日常的な清潔感と上質なムードがあり、日々の疲れを癒してくれる効果があります。
実は、広い部屋や高額な家具がなくても、「統一感」「光」「収納」の3つのポイントを押さえるだけで、その理想の空間を実現できるのです。
そこで今回は、一人暮らしでも生活感を徹底的に排除し、高級感を演出する具体的な部屋づくりのコツをご紹介します。
【生活感をなくす】色と高さを統一する「空間メイク」のコツ
ホテルライクな空間の基本は「統一感」と「余白」を生み出すことです。この二つを意識することで、生活感をなくすことができます。
家具の「ロースタイル」統一
主要な家具、たとえばベッドやソファ、テーブルといったものの重心を低く揃えることで、視線が抜け開放感が生まれます。狭いワンルームでも空間を広く感じられますね。ロースタイルの家具を中心にすることで、圧迫感を抑えることが可能です。
色の黄金比(70:25:5)
使用する色数を3色以内に絞ることが大切です。ベースカラーは白・グレーなどシックな色が定番となっています。ファブリック類(寝具、カーテン)はできるだけ統一した色でまとめると良いでしょう。統一感が生活感を消し、高級感を演出します。
シンメトリー配置
整然とした高級感を出すために、左右対称に家具や小物を配置することが効果的です。特にベッド周りなどポイントとなる場所に、サイドテーブルやランプなどをシンメトリー(対称)に配置することで、ホテルの高級感を引き出しやすくなります。
【高級感を出す】間接照明と素材で演出する「質感UP」のコツ
ホテルのムードを決定づけるのは、光と素材です。この二つの質感を意識して選ぶことで、部屋の高級感を高めることができます。
間接照明の多灯使い
天井の主照明は使わず、フロアライト、テーブルランプ、LEDテープライトなど複数の間接照明で、暖かい電球色の光を重ねることが重要です。落ち着いた雰囲気と奥行きを演出し、リラックスできる空間を作ります。間接照明の多灯使いがムードを決定づけると言えるでしょう。
素材の選び方
高級感ある素材を小物や家具に取り入れ、統一感と上質さをプラスしましょう。ガラス、真鍮やクロームといった金属、レザー、サテンなど、光沢感や重厚感のある素材がおすすめです。これらの素材は光を反射することで、さらに高級感を演出します。
ファブリックの質
リネンやカーテンはドレープの美しい無地を選び、質感に変化をつけることでホテルらしい上質感を演出します。クッションなどであえて異なる素材感(例:ニット、ベルベットなど)を取り入れることで、単調になるのを防ぎながら、統一感を保つことが可能です。
【維持が鍵】非日常空間を保つ「隠す&飾る」収納術
せっかく作り上げた非日常空間も、生活感が出てしまっては台無しになってしまいます。ホテルのような清潔感を維持するには、収納が鍵となります。
徹底した「隠す収納」
日用品や配線などは、すべて扉付き収納やコードボックスへ収納することが重要です。生活感を極力見せないことで洗練された空間に仕上がります。見せる収納は、色やサイズが揃ったボトルなどに限定すると良いでしょう。
飾るアイテムの厳選
アート(絵画)や観葉植物など、ホテルライクな雰囲気を高めるアイテムを厳選して飾ります。多すぎず厳選されたアイテムで、ホテルの洗練された印象を維持することが大切です。アートのフレームもシックな色に統一しましょう。
床にモノを置かない
スッキリとした動線を確保し、掃除しやすい状態を保つことが、ホテルの非日常的な清潔感を保つコツになります。床にモノを置かないことで、掃除のしやすさや見た目の清潔感につながります。
まとめ
一人暮らしの部屋でもホテルライクな空間は十分に実現可能です。
ロースタイル家具とシックな色で統一感を出し、間接照明の多灯使いと光沢感のある素材で高級感を演出しましょう。
そして、日用品や配線は徹底的に隠し、床にモノを置かない習慣を維持することが重要です。
これらのポイントを押さえることで、狭い部屋でも洗練された非日常感あふれる空間が手に入ります。



