部屋の雰囲気を手軽に変えたいと考えたとき、家具を買い替えるのは大変ですよね。
しかし、LEDテープライトを使った間接照明なら、低コストかつ簡単に、部屋をまるでホテルやバーのような洗練された空間に変えることが可能です。
光源を隠して「光のライン」だけを見せる間接照明のテクニックは、空間に奥行きとやすらぎをプラスする効果があります。
そこで今回は、LEDテープライトDIYの成功の鍵となる「隠し方」や「色選び」、そしてプロも使う取り付けの裏ワザをご紹介します。
【設置場所別】「光のライン」を美しく見せる隠し方のコツ
間接照明の最も重要な原則は、光源(LEDの粒)を直接見せないことです。光源を隠すことで、まぶしさや反射の問題を解決でき、空間に洗練された美しい雰囲気を演出できます。
1.テレビ・モニター裏
テレビやモニターの裏側は、間接照明の設置場所として最も狙い目です。壁掛けテレビの裏には一定の隙間スペースがあるため、この空間を有効活用できますね。テレビの上下の淵などにテープライトを貼り付け、背面と壁の間に隙間を作り、光を壁に反射させることで幻想的な雰囲気を演出できます。薄暗い部屋でテレビを観る際、眼への負担を軽減する効果があるのもメリットです。テープライトは両面テープで簡単に取り付けられ、自由に曲げることもできます。
2.棚や家具の裏
家具を数センチ浮かせてテープライトを下面に貼ると、浮遊感と奥行きを演出できます。家具の裏に設置すると、家具がまるで浮いているかのような雰囲気になり、空間に奥行きと立体感をもたらします。棚に貼る場合は、テープが目立ちにくい細幅なタイプ(SMD1206など)がおすすめです。木材に直接貼る場合は、熱がこもりやすいので「アルミバー」の使用を検討しましょう。アルミバーは効率よく熱を逃がしてくれるため、LEDテープライトの寿命を延ばせます。
3.天井・壁際
モールやコーブ照明の仕組みを利用すると、配線と光源を完全に隠せます。コーブ照明とは、弓形に折り上げられた天井の名称が「コーブ」で、その天井に光を反射させて明かりを得る照明手法です。天井面からのやわらかで均一な明かりは受け入れやすく、空間全体が明るく感じられる効果があります。高い天井や細長い空間に用いると効果的ですが、光源と天井の距離を離すほど広がりのある空間を演出できるため、天井の高さと凹凸の見え方を考慮して計画してください。
ムードを支配する!失敗しない「色と明るさ」の選び方
テープライト選びで最も重要なのが「色温度」と「調光」です。色温度とは、光源が発している光の色を定量的な数値で表現する尺度で、単位はケルビン(K)となっています。数値が低いほど暖かみのある色になり、高いほど白っぽい色になります。
1.リラックス空間(寝室・リビング)
リラックスしたい団らんスペースには、暖色系の電球色(2700K?3000K)を選びましょう。温かみと落ち着きを演出できます。電球色は日の出・夕焼けのような温かい光で、目が疲れにくいため、寝室やリビング、ダイニングなどに適しています。暖色系の光(赤みがかった光)は、夜の就寝前にゆっくりとくつろげる色で、調光機能を使って明るさを抑えることで眠りの質を高める光を演出できるといえます。
2.集中・作業空間
一般事務所など集中力を要する作業を行う場所では、「白色」(約4000K)や「昼白色」(約5000K)がおすすめです。高色温度のアンビエント照明の下では交感神経が優位となり、集中力のパフォーマンスが維持されやすいことが判明しています。しかし、間接照明として用いる場合、暖色系と調光機能の組み合わせが汎用性が高いです。生活様式やお部屋の用途に合わせて明かりの色味を変えられるメリットがあります。
3.適切な明るさ
調光機能は必須です。メイン照明を消したときに「まぶしすぎない」程度に調整することが、ムード作りの鍵となります。明るいLEDテープライトを暗くすることは後からできますが、暗いLEDテープライトを明るくすることはできません。調光コントローラーを使えば、0~100%の無段階で調光が可能です。理想的な明るさは時間帯によって変わるため、調光機能があって損はありませんね。
DIYが劇的に楽になる!プロも使う取付&配線の裏ワザ
1.粘着力アップのコツ
LEDテープライトが剥がれる原因の多くは、接着面に汚れや湿気があることです。取り付けたい場所に汚れがないか確認し、アルコールで事前に拭き取ることで粘着力が高まります。
完全に乾燥させてから貼り付けることが重要です。付属の両面テープでは剥がれてしまう場合、取り付け場所に応じた両面テープを使用しましょう。また、固定用クリップやステーを使用すると、両面テープよりも確実性が高くなります。
2.配線を目立たせないコツ
配線を美しく隠すことも、仕上がりを左右する重要なポイントです。壁と同じような色の配線モールをつけてシンプルにカモフラージュさせる方法が一般的です。
配線モールは裏面に両面テープが貼り付けてあるタイプが多く、DIYで作業することも可能です。コンセントが近くにないと無駄な延長コードが必要になったり、配線が見えて台無しになってしまいますから、コンセントまでの距離を考慮した製品選びも重要といえます。
3.便利な機能
ON/OFFやタイマー設定を格段に便利にするのが、スマホ連携やスマートリモコン対応製品です。スマートフォンにアプリをインストールすることで、アプリ上の画面操作でLEDテープライトの点灯制御を行うことができます。
アプリからスケジュール予約機能が使え、毎日決まった時間に自動点灯・消灯させることができます。また、SwitchBotシリーズと連携すると、人感センサーが人の動きを検知して自動で点灯するなど、より便利に使えます。
まとめ
LEDテープライトを使った間接照明は、空間を洗練されたムードに変える非常に効果的なDIYです。
成功の鍵は、「光源を徹底的に隠す」ことと、「色温度(電球色など)と調光機能」でムードをコントロールすることです。
設置前には、アルコールでの拭き取りや配線モールの活用といった事前準備を徹底してください。
また、タイマーやスマホ連携などのスマート機能も取り入れることで、より快適で質の高い間接照明ライフを送ることができます。



