賃貸住まいの方にとって、壁はデコレーションや収納の可能性を広げる大切なスペースです。しかし、壁に穴を開けたり、釘を打ったりすることはできません。そんな時に便利なのが、ラブリコという商品です。ラブリコは、2×4材や1×4材などの木材を床と天井に突っ張って柱にすることができるアイテムです。ラブリコを使えば、壁を傷つけることなく、自分好みの木壁をDIYできます。この記事では、ラブリコの使い方と、おしゃれな木壁の作り方を紹介します。
ラブリコとは？賃貸でも壁をDIYできる理由
ラブリコは、平安伸銅工業が発売しているDIY用品です。ラブリコは、2×4アジャスターという部品を使って、2×4材や1×4材などの木材を床と天井に突っ張って柱にすることができます。ラブリコの特徴は、以下の通りです。
・壁に穴を開けたり、釘を打ったりする必要がない
・柱の高さや位置を自由に調整できる
・柱に棚や有孔ボードなどを取り付けて収納やデコレーションができる
・耐荷重は約50kg（1本あたり）で安定感がある
・カラーはオフホワイト、ブロンズ、マットブラックの3色から選べる
ラブリコは、賃貸でも壁をDIYできる理想的な商品です。しかし、ラブリコを使う際には注意点もあります。
・時間が経つとネジが緩む可能性があるので定期的に締め直すこと
・重すぎるものや危険なものは取り付けないこと
・取り外す際には床や天井に傷がつかないように注意すること
ラブリコで木壁を作るために必要なもの
ラブリコで木壁を作るために必要なものは以下の通りです。
・ラブリコ（2×4アジャスター）：2個
・2×4材（SPF材）：2本（柱用）
・1×4材（SPF材）：15本（壁用）
・ビス：適量
・塗料：お好みで
・刷毛・ウエス：塗装用
これらの材料はほとんどホームセンターで揃えることができます。ラブリコは1箱に1個しか入っていないので、2個セットで購入しましょう。また、2×4材や1×4材は反りや節の少ないものを選びましょう。塗料は水性ステインやブライワックスなどがおすすめです。
ラブリコで木壁を作る手順
ラブリコで木壁を作る手順は以下の通りです。
- 木材をカットする
- 木材を塗装する
- 木材を組み立てる
- 木壁を設置する
それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。
- 木材をカットする
まずは、木材を必要な長さにカットします。カットする長さは、天井までの高さから95mm（ラブリコのアジャスター部分の分）を引いたものになります。例えば、天井までの高さが2150mmの場合は、2150mm-95mm=2055mmとなります。この長さに合わせて2×4材を2本カットします。これが柱になります。次に、1×4材を壁に貼る幅に合わせてカットします。例えば、壁に貼る幅が900mmの場合は、900mmにカットします。これが壁になります。カットする本数は天井までの高さに応じて調整します。カットする際にはホームセンターのカットサービスを利用すると便利です。 - 木材を塗装する
次に、木材を塗装します。塗装することで木目が際立ち、おしゃれな雰囲気に仕上がります。塗装する方法は以下の通りです。
・下地として水性ステイン（オーク）を刷毛で全体に塗る
・アクセントとしてアメリカーナ（イエローグリーン）を刷毛で一部に塗る
・仕上げとしてブライワックス（チーク・クリア）をウエスで全体に塗る
塗装したら乾かしておきましょう。
- 木材を組み立てる
次に、木材を組み立てます。組み立てる方法は以下の通りです。
・2×4材（柱）に印をつける：天井から95mm下がった位置と床から95mm上がった位置に印をつける
・ラブリコの取り付け：印の位置にラブリコ（2×4アジャスター）をビスで固定する
・ビス止め：1×4材（壁）を柱と平行に並べてビスで固定する
これで木壁の組み立ては完了です。
- 木壁を設置する
最後に、木壁を設置します。設置する方法は以下の通りです。
・壁と平行に立てた木壁を所定の位置に移動させる
・ラブリコのアジャスター部分を回して床と天井に突っ張らせる
・安定しているか確認する
これで木壁の設置は完了です。
ラブリコで作った木壁のデコレーションや収納のアイディア
ラブリコとは、木材を簡単につなげることができる金具のことです。ラブリコを使えば、ネジや釘なしで木壁を作ることができます。木壁は、お部屋の雰囲気を変えたり、デコレーションや収納に活用したりするのに最適です。今回は、ラブリコで作った木壁のデコレーションや収納のアイディアをいくつか紹介します。
ラブリコで作った木壁は、色々なデザインやサイズにカスタマイズできます。例えば、木壁の一部を窓にしたり、棚にしたり、ミラーを取り付けたりすることができます。また、木壁には色々なアイテムを飾ることができます。例えば、写真やポスター、時計やカレンダー、植物やフェイクグリーンなどです。木壁に飾るアイテムは、お部屋のテーマや季節に合わせて変えることができます。
ラブリコで作った木壁は、収納スペースとしても活用できます。例えば、木壁の裏側にフックやハンガーを取り付けて、洋服やバッグ、帽子などを掛けることができます。また、木壁の上部に棚板を設置して、本や雑貨、小物などを置くことができます。木壁の収納スペースは、お部屋の広さや用途に合わせて調整できます。
ラブリコで作った木壁は、お部屋の雰囲気を変えるだけでなく、デコレーションや収納にも便利です。ラブリコは簡単に取り付けられるので、気分によって木壁のデザインや配置を変えることもできます。ラブリコであなたもオリジナルの木壁を作ってみませんか？
まとめ
ラブリコを使って木壁を作る方法を紹介しました。ラブリコは、賃貸でも壁をDIYできる便利な商品です。木材をカットして塗装し、ラブリコで組み立てて設置するだけで、自分好みの木壁が完成します。木壁には、棚や有孔ボードなどを取り付けて収納やデコレーションができます。ラブリコで木壁を作って、お部屋の雰囲気を変えてみませんか？